響-小説家になる方法-のネタバレ含む感想です。
1・2巻の試し読みでまんまとハマり全巻一気に購入して読みました!
その後、色々調べたら2017年のマンガ大賞を受賞していることがわかり、とても納得しました。
響に出てくるキャラも個性的すぎて面白かったので登場人物について感想を書きました。
ストーリーについて
高校1年生になった鮎喰響(あくいひびき)が自身の作品「お伽の庭(おとぎのにわ)」を出版社に応募したのがきっかけで小説家デビューする話です。ストーリーの中で響は超がつくほどの天才。
お伽の庭は芥川賞&直木賞のW受賞。ラノベを書けば出版&アニメ化決定。
高校文芸コンクールに応募すればもちろん最優秀賞。
いや、どんだけ天才の扱いなんだ!!!
響が天才すぎて他キャラの才能が霞んでしまってますが、リカもかなりの才能の持ち主ですし、文芸部の後輩・咲希も典子もキラリと光ものがあると思います。
主人公について
主人公の響もとんでもないキャラですが、他の登場人物もかなり濃ゆいです…!個人的に気になったキャラのことを書いてみました。
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鮎喰響(あくいひびき)について
・小説に関しては天才・「お伽の庭」で雑誌「木蓮」新人賞を受賞、その後芥川賞と直木賞をW受賞し小説家デビューする
・小説は読むのも書くのも大好き
・口も出るし手も出るタイプ
・リアルにこんな子いたら年に10回は通報されそう
見た目は小柄で物静かそうな女子ですが、中身はとんでもなくぶっ飛んでます。
良く言えばまっすぐでブレない子ですが…好きかと聞かれると微妙です(^^;
1巻でリカが面白い本とそうじゃない本を本棚ごとに分けてた時も自分がつまらないと思ったら何が何でも面白くない本棚の方に入れなきゃ気が済まない性格とかなんだかなーと思います。
最終的にはリカが折れましたが…リカは文芸部の先輩で部長ですし、彼女が仕分けした本棚なので恐らく大体の人がリカの意見を通しますよね。。
自分の意見を曲げないのが「響」なんでしょうけど実際にこんな子いたら面倒だなと思ってしまいました(^^;
あと暴力が多い!もちろん自分から率先して暴力を振るう訳ではないですが(一部例外あり)、男だろうが女だろうが子供だろうが売られた喧嘩は買うんでしょうね。
相手が暴力を振るってきて正当防衛ならまだわかりますが、暴力を振るわず言葉だけの人にも平気で殴ったり蹴ったりしているので好き嫌いが別れそうなキャラです。
響の検索をすると「不快」や「嫌い」などネガティブなサジェストワードが出てくるのはそのせいですかね。。
涼太郎との関係
最初は響の幼馴染で良き理解者なんだろうなーと思ってましたが、涼太郎もとんでもなかった…!!!響も言ってますが保護者ずらが酷い!響からもよく保護者ずらしないでと言われてますけどね。
亮太郎は響が大好きというのはわかりましたが、響を自分の思い通りにしたい願望がね…なかなかのサイコ野郎だと思いました。
文化祭の時にリカのパパに自分と響の未来を事細かに語ってましたが、めっちゃキモかったです。
リカパパにも「お前気持ち悪いな」と言われてました。そりゃそうだ。
でもまぁ響がそこまで嫌がってないので、いいのかなと。。
響の写真が壁一面に貼ってあるストーカー部屋を見ても至って普通でしたし(馴れ?)、やっぱりお似合いな二人かも。
凛夏も才能ある小説家
一番好きなキャラです!曲者だらけの文芸部をまとめてた凄腕の元部長です。
小説は書くのも読むのも大好きな色黒ギャル。
響とはお互い小説大好きという共通点もあるし、才能を認め合う親友という関係性です。
高校生で小説家デビューを果たすも父親が有名な小説家(祖父江 秋人)だから小説家デビューしても親の七光りと言われてしま複雑なポジションです。
ですがリカは自分の置かれた状況もわかっている辺り、自分の事を客観視できる冷静な子だなと思いました。
リカも才能があって小説家デビューしたんですが、響が天才すぎてその才能がちょっと霞んでしまってるのが可哀想でした…。
さらに今後、リカは高校卒業後にフィンランドへ行ってしまうので登場回数が減ってしまいそうです。。
花代子に若干モヤる…
一番現実世界にいそうな子。文芸部の現部長。
素直でいい子ではあるんですが…なんとも言えないドジっ子です。
ラノベの件しかり、高校文芸コンクールの件しかり事の発端は花代子なんですよね(^^;
悪意がないから余計にキツい…!!
当の本人も事の重大さがわかっているのかいないのか…読んでいてちょっとモヤモヤしました。
最初は響に遠慮がちでしたが、話が進むにつれグイグイ行くキャラになってきました。
あの濃いキャラたちの中にいるとそれくらいがちょうどいいのかもしれませんね。。
まとめ
キャラがぶっ飛びすぎて、え!?と思う部分もあったりしますがストーリーはとても面白くておススメです!しかも2018年9月に映画公開されるんですね…!やっぱり人気漫画はすごい。
映画も気になりますが、次回のコミックスが待ちどおしいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。